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荒らし・インターネットトロールについて②
黒子のバスケ脅迫事件
成功者への嫉妬が事件の動機になった事件の中において、ひときわ世間を騒がせたのが黒子のバスケ脅迫事件ではないだろうか。
本事件は漫画「黒子のバスケ」の著者、藤巻忠俊に対し嫉妬した渡邊博史容疑者(当時38歳 派遣社員)によるもので、2ちゃんねるに犯行を示唆する書き込みをしたのちに著者の所属していた上智大学へ硫化水素の入った容器(気化すれば致死量を上回る危険物だった)と犯行声明文を設置、黒子のバスケのイベント会場である東京ビックサイトへの脅迫、講談社主催のジャンプフェスタの会場である幕張メッセへの脅迫行為などを行った一連の事件で、著者に嫉妬したにせよあまりにも大きな嫉妬であるように見える。
逮捕後の犯人の意見陳述を見ると中々に興味深い。これは私が当時有料で買ったネット記事をまとめたものだ。かなり長いが面白いのでぜひ読んでみてほしい。
いかがだろうか。単純に嫉妬による犯行といっても①で述べたようにその原因は根深く、家庭環境や育ちにかなり大きく影響されている事がわかる。全てのトロールがこの様な状態では無いのはもちろんだが、多かれ少なかれ何かしら「不安定」であるのは確かだろう。
トロールに対して出来る事
さて、本稿はもちろん「トロールも傷ついた人間である」といったような方向にはいかない。こういった「迷惑なカス」に対してどう防衛するか、どう対処するかを考えたい。自分自身と自分の大切な人を守る方が、トロールを守るより重要だと私は考えるからだ。また今回はいわゆるFPSやネットゲームにおけるトロール行為に対する対処には言及しない。何故ならオンライン空間上の小世界である個別のタイトルの世界支配は運営会社によるもので、ユーザーに出来る対処は「ゲームをやめる」「通報する」「同じレベルになって戦う」程度しかないからである。
完全無視
一言コメントやイイネだけ返す
論破する、徹底的にやる
個人的に最も効果的なのはやはり1だと思う。もちろん無視できない事も気分的に無視したくない事もあるのだが結局は時間の無駄になるし、その時間分自分の活動を頑張るのが一番よい。Youtubeによると低評価アンチなど(動画投稿した瞬間に低評価が100近つくとか)は評価無効動画を投稿する期間が1か月あっただけで、その後低評価アンチが現われなかったりするとの事。自分の嫌がらせに対して、何も反応が無い、触れられもしない、そもそもコミュニケーションが取れない、という状態が一番効果的なのだ。黒子のバスケくらい粘着されれば別であるが、大半の場合は1だけで解決すると思われる。そしてそれは「徹底して無視する」事が非常に大切である。「え?なに?知らねーよ帰れ」「だったら見るな底辺」などと言い返したくなる気持ちはわかるが「存在しないように無視する」これが一番効果的である。
3の論破する、徹底抗戦する、は個人的にどうしても許せないならやっても良いと思うが、大抵の場合において時間の無駄である。痛い目見せてやりたいのは山々だが、そもそも彼らは「あなたより不幸」であるがゆえに「あなたを妬んでいる」のだから、争う意味など初めから無いのだ。3歳児に馬鹿にされて腹を立てる大人は居ないだろう。彼らは年齢だけ重ねてしまった子供なのだ。不幸な人生と不幸な現状に苦しんでいる哀れな子供なのだ。
「不細工だなwwww」に対して「頑張って成形します><」などと虚勢を張って返す行為を続けると人はいつか疲弊する。1㎜もイラっとこないなら話は別だが「対処として」何か反応をする行為自体がデメリットである。
2016年にイギリスの有名コメディアンがTwitterを削除した事件があったが、彼は非常にユニークで面白いリプライをトロールにも返していたが、結局はTwitterを離れてしまった。トロールに反応すると人間は知らぬ間に蝕まれ「バカバカしくなる」ので、聡明な人ほど、こんな馬鹿な下らない世界から離れようと思ってしまうのだ。 茂木健一郎 トロールに餌を与えないでください https://blogos.com/article/162633/
まとめ
最近立て続けに知り合いがストーカー被害や荒らし被害、アンチ活動の被害にあっていたので、自分の経験も交えて少し考えを整理する目的で投稿した。
いつ、いかなる場合でも、徹底的に無視
いつ、いかなる場合でも、コミュニケーションを取らない
これが最適解である。トロールに餌を与えるな。